用語集
用語を共通言語にする
言葉の意味だけでなく、なぜ必要か、今回どこに該当するかまで示します。
24語を表示
- 状態
- 意味:いま観察できる行動・環境・手順・負荷などの組み合わせ。
- なぜ必要か:人格評価を避け、変更可能な対象を見つけるため。
- 今回どこに該当するか:全章の共通レンズ。
- 仕組み
- 意味:特定の人の勘や努力だけに頼らず、行動を再現しやすくする条件。
- なぜ必要か:良い実践を継続し、属人化を減らすため。
- 今回どこに該当するか:第4・7・9章を中心に全章。
- 事実
- 意味:第三者が確認できる形に近づけた観察情報。
- なぜ必要か:解釈や感情と分け、対話と判断の土台をそろえるため。
- 今回どこに該当するか:第1・5・7・8・11章。
- メタ認知
- 意味:自分の考え方・感情・反応を一歩引いて観察すること。
- なぜ必要か:自分の見方を唯一の事実と思い込まないため。
- 今回どこに該当するか:第2章と第12章への接続。
- 完了条件
- 意味:何をもって仕事が終わったと判断するかの具体的な基準。
- なぜ必要か:担当者間の認識差を減らし、実行を確認可能にするため。
- 今回どこに該当するか:第3・4・9章。
- 属人化
- 意味:仕事の知識・判断・情報が特定の人に偏り、その人がいないと品質や進行が不安定になる状態。
- なぜ必要か:個人の努力ではなく、共有・育成・継続性の課題として改善するため。
- 今回どこに該当するか:第4章。
- 標準化
- 意味:通常時の最低限の手順、役割、完了条件をチームでそろえること。
- なぜ必要か:人による不要なばらつきを減らし、例外や異常に気づきやすくするため。
- 今回どこに該当するか:第4章。
- SBI
- 意味:Situation(場面)、Behavior(観察した行動)、Impact(影響)でフィードバックを組み立てる補助線。
- なぜ必要か:人格評価や曖昧な言葉を避け、次の行動に使える情報を渡すため。
- 今回どこに該当するか:第5章。
- DESC
- 意味:Describe(事実)、Express(影響・懸念)、Specify(提案)、Choose(選択・対話)で難しい話を整理する補助線。
- なぜ必要か:守る基準を明確にしながら、相手の事情と改善方法も扱うため。
- 今回どこに該当するか:第3・5章。
- 心理的安全性
- 意味:質問、ミス、相談、異論を出しても人格を傷つけられず、必要な対応と学習へ進める状態。
- なぜ必要か:問題を早く見える状態にし、隠蔽ではなく改善につなげるため。
- 今回どこに該当するか:第5・6章。
- アカウンタビリティ
- 意味:役割、基準、結果について説明し、必要な次の行動を引き受けること。
- なぜ必要か:心理的安全性を免責や基準低下と混同しないため。
- 今回どこに該当するか:第6章を中心に全章。
- GROW
- 意味:Goal(目標)、Reality(現状)、Options(選択肢)、Will(実行)の順で対話する枠組み。
- なぜ必要か:詰問や一方的な助言を避け、現状理解から本人の行動までを一緒に組み立てるため。
- 今回どこに該当するか:第6章。
- スイスチーズモデル
- 意味:事故やミスを、一人の失敗ではなく複数の防御層の隙間が重なる過程として見る補助線。
- なぜ必要か:誰かを原因にして終わらず、再発を防げる複数の改善箇所を探すため。
- 今回どこに該当するか:第7章。
- 5 Whys
- 意味:起きた事実から『なぜ』を重ね、変えられる原因候補を探る分析方法。回数は固定しない。
- なぜ必要か:表面的な注意や人格評価で止まらず、対策につながる条件へ近づくため。
- 今回どこに該当するか:第7章。
- M-SHELL
- 意味:Software、Hardware、Environment、Liveware、Managementから原因候補と要素間の噛み合わせを見る枠組み。
- なぜ必要か:原因を人に集中させず、手順・道具・環境・連携・管理へ広げて確認するため。
- 今回どこに該当するか:第7章。
- 意思決定ログ
- 意味:当時の事実、選択肢、判断軸、決定、理由、担当、見直し条件を残す記録。
- なぜ必要か:結論だけでなく決め方を説明・再現・検証し、次の判断へ学びを残すため。
- 今回どこに該当するか:第8章。
- 先行指標
- 意味:最終結果が出る前に、実行の進み方を確認できる行動・工程のサイン。
- なぜ必要か:結果を待たずに詰まりを見つけ、実行設計を修正するため。
- 今回どこに該当するか:第9章。
- A/R
- 意味:Aは最終判断と説明を引き受けるAccountable、Rは実務を行うResponsible。
- なぜ必要か:『みんなで』という曖昧さや丸投げを防ぎ、権限・資源・実行役割をそろえるため。
- 今回どこに該当するか:第9章。
- コンフリクト
- 意味:目的、認識、利害、感情、専門判断などの違いが表面化している状態。
- なぜ必要か:人間関係の勝ち負けにせず、確認・調整・決定が必要な論点として扱うため。
- 今回どこに該当するか:第10章。
- 対立の三つの違い
- 意味:認識は目的・定義・手順の理解差、利害は負担・資源・権限の偏り、感情は不安・不信・過去の経緯。
- なぜ必要か:同じ反対の言葉でも必要な質問と対応が異なるため。人物への固定ラベルには使わない。
- 今回どこに該当するか:第10章の対立分析。
- 守る軸/動かせる条件
- 意味:守る軸は目的・安全・権利・正規手順などの必須条件、動かせる条件は様式・役割・順番・試行方法などの調整余地。
- なぜ必要か:迎合と手段の固定化を避け、目的を守りながら実行可能性を高めるため。
- 今回どこに該当するか:第10章の導入設計。
- 分母
- 意味:割合を計算するときに、全体として数える対象。
- なぜ必要か:同じ分子でも分母が違えば割合の意味が変わり、誤った比較や判断につながるため。
- 今回どこに該当するか:第11章の数字の読み方。
- KPI
- 意味:目的への進み方を確認するために選ぶ重要な指標。Key Performance Indicatorの略。
- なぜ必要か:すべてを測るのではなく、次の判断に必要な変化へ注意を向けるため。
- 今回どこに該当するか:第9章の先行指標と第11章の検証。
- ガードレール指標
- 意味:改善したい数字とは別に、安全・品質・権利・負担が悪化していないかを見る指標。
- なぜ必要か:一つの数字だけを追って、別の重要な状態を損なうことを防ぐため。
- 今回どこに該当するか:第11章の提案と見直し。